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時折駆け抜ける風はたまに冷たく、冬のにおいはまだ残っている
蒼い大河の上流から吹き抜ける風があなたを誘い
黄色く咲き誇った菜の花があなたにやさしく微笑みかける
太陽の歩みに合わせ、首を傾けるこの花のように
私は私の太陽をいつまでもいとおしみ見つめ続ける
風に揺れる一輪を、陽光に輝く花びらを
ただ一瞬も逃すまいとシャッターを押し続ける姿を
そんな無邪気なあなたがどうしようもなくいとおしく
いつまでもこの風景が続くことを私は願う
冬の終わりと春の到来は同時に来るとは限らない
黄色い花は春を告げ、散り始める頃冬は去る
青い空の下、蒼い水面は白い帆船を漂わせ、
すっかり春めいた河原の光景を私の脳裏に焼き付ける
風の向きに逆らわず、水の流れに抗わず、
ゆっくりと、でも確実に流れゆく
あなたと私の春の始まり
菜の花がやさしく揺れている
le 22 mars 2000
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