Je m'en irai, de Shimanto

四万十川

また夏がやってきた。

ひと昔前の大ブームほどではないが、この川は相変わらず遠くから人を引き寄せている。ゴールデンウィークと夏休み中は、ここを通る車も県外ナンバーが多い。
四万十川という川が世間に注目されて随分になる。この川の清らかさ、そこに棲む魚たち、そして川を生活の糧として生きる人々の暮らし。
まわりが注目しているほどには、ここに生きる人たちはこの川が持つ意味に気づいていない。いや、意味を定義する必要などおそらくなかったことだろうし、また、そのような余裕もなかったのかもしれない。

私は少しここを離れようと思う。フランスから帰ってきてすぐ出て行くつもりだったのが、ついつい長くなってしまった。ここに帰ってこなければならない時はまた来るだろう。その時まで、自分をもっと成長させたいと思う。離れている間にこの川が濁らないことを願う。

le 21 juillet 2003

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