まぶしい日々 - jours aveuglants

- une nostalgie du palais de Chaillot et de la tour Eiffel -

la tour Eiffel par Guillaume

まだパリでフランスにいるという現実に酔っていたころ、たまに何もしたくなくなり、トロカデロで降りてシャイヨ宮のベンチで日が暮れるまで時間を過ごした。ただボーっと何を考えるでもなく、同じ空間で同じ時刻にいる人々を眺めていた。
自分の中では当たり前のことのようにフランスへ飛び出し、フランス語にどっぷり浸かりたいという欲求を満たし、たまに途中下車して、この公園で自分を大切にしていたころが懐かしい。あの頃は何でもできると思っていた。今もその気持ちに変わりはないが、その頃は、無責任にそう思っていた。

思慮深いことと臆病なことは違うはずだが、慎重になりすぎて一歩を踏み出すことを惑っている自分、考えすぎてどれが最初に到達した結論だったか分からなくなっている自分、そんな自分に、今、少し、飽きている。

プチっと糸を切って、風船のように飛んでいきたい。
突然、途中下車して、おいしい空気とやさしい時間に包まれたら、また、気を取り直して、自分と向き合いなおすから。
10年前に自分を休めていたあの空間を、まず、この辺で見つけることから始めなければ。

やりたいと感じたこと、こうあるべきだと思ったこと、他のこと考えずに進めてみたい。そう、直感は往々にして後悔を伴わず、熟慮の結果はやりきれない思いをもたらした。
最近やっと秋の気配を感じる毎日。朝夕の気持ちよい風が何かを教えてくれそうなそんな今日この頃...。

le 27 aout 2001

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