Hiroko's French Homeより

白いプロペラ - un immence objet blanc


高原 夏の終わりを感じに
四国の屋根まで走ってみた
太陽があんなにも近いのに
風は秋のにおいを含んでた
高原を分割している細い道は
街の喧噪から逃れてきた人で溢れてる

四国の屋根に横たわり
目を開けば青い空
牛とともに緑の上で
遠いところで流れる雲の
その速さに目を見張り
夏が小走りで去っていくのを実感する

最も暑く長かった夏の終わりを
一番高い地上から
手が届きそうな雲の下
ひとり見届けた晩夏の一日
ゆっくりと回るプロペラの
白さがやけに目についた

2000年夏

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