Hiroko's French Homeより

蒼き四万十- Shimanto bleu


蒼き四万十

幾度となく足を運び
何度も眺めたこの蒼色が
どこまで続いているのかと
思いを馳せた遠き日々

哀しみを流すためにやってきて
苦しみを捨て去るためにやってきた
清き清水でしがらみを洗い流し
清き肢体で街へとかえる

広い河原で戯れる子ども達の笑い声
透き通った水の中漂い続ける若者達
一軍のカヌーの群が通り過ぎ
一筋の水の流れがあとを引く

ゆったりとしかし確実に流れは続き
時折風が水面をやさしくなでていく
やさしき母に抱かれて
あたたかい手のひらでさすられて

深き山の間から
ふっと吹く風にのり
蒼き道のりをどこまでも
青海原まで流れゆく

青い夏の空の下
蒼き四万十の流れゆくままに

le 17 aout 2000

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