Hiroko's French Homeより
黄昏の後は - Apres le crepuscule |
雨がみたくて街に出た
梅雨時の街の涙がみたくて繰り出した
いつのまにか夕日が街を照らしてた
後光のようにビルの向こうで明るい光を放っていた
通りを走る車の列が水をかきあげ
雨の上がった街をにぎやかす
街路樹の葉がオレンジ色の滴を落とし
傘をたたんだ人々は光の中を帰途につく
泣きべそをかいていた私のこころも晴れ上がり
知らぬ間に美しい黄昏時を迎えていた
優しく降り続いた雨のあと雨音以上の優しい調べを
いったいどんなこころ静まる優しさを耳にしよう
あたたかい光の世界で目を開かずにはいられない
そんなまぶしい光の渦をいったいどこで目にしよう
この美しい光のうえ 優しい雨に打たれつつ 歩いてみたい
あなたが私を待っている その光の先端まで 歩いてみたい
le 12 juin 2000
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